JaNISSでは、共同ピーアール社を講師に招聘し、国外での危機的事態へのメディア対応を習得するため危機管理メディア対応研修を開催しました。NGOスタッフら24名が参加しました。
【日時】
2025年7月29日(火) 10:00-17:30
【会場】
JICA地球ひろば
【講師】
共同ピーアール株式会社 池谷 忍 氏
ほか記者役、カメラマン役など8名
【研修内容】
参加者には、事前学習としてメディア対応の基礎や会見の様子を学習してもらったうえで研修に臨んでいただきました。
研修当日は、午前中は危機管理広報セミナーを受講し、その後グループに分かれて危機が発生したシナリオをもとに、メディアに伝える内容と伝えるべきでない内容の整理を行ってもらいました。
グループワーク中には、記者役の講師からの入電があり、実際にメディアへの電話対応を複数回にわたって経験していただきました。
各グループではメディアからの攻撃的な電話での質問に苦戦しながら、プレスリリースの作成や記者会見の準備にも取り掛かり、団体として最も伝えたいことを伝えられるようにメッセージをブラッシュアップする様子が確認できました。
模擬記者会見は代表して2グループが行い、記者役の質問や追及に応える実践的な演習となりました。
【参加者の声(一部抜粋)】
- 「その発信をすることが組織にとってプラスになるか」を考えるという言葉が印象的で、会見をいかにチャンスと捉えるか、という視点が得られました。会見の事前準備に必要なことが、想像よりずっと多いと感じました。
- 非常に臨場感があり、意義のある研修であると感じました。職員全員が受講しておくべきだと思いました。
- 同様の危機管理研修を自組織内で何度か企画実施しましたが、自分が受ける側になると学びの深さが全然違うと感じました。このような研修は、避難訓練のように繰り返し受けることが重要だと改めて実感しました。