JaNISSでは、共同ピーアール社を講師に招聘し、国外での危機的事態へのメディア対応を習得するため危機管理メディア対応研修を開催しました。NGOスタッフら24名が参加しました。
【日時】
2023年7月18日(火) 10:00-17:30
【会場】
JICA地球ひろば 国際会議場
【講師】
共同ピーアール株式会社 顧問 池谷 忍 氏
ほか記者役、カメラマン役など7名
【研修内容】
参加者には研修前に事前学習教材にてメディア対応の基礎や会見の様子を学習してもらったうえで研修に臨んでいただきました。研修当日は、午前中は危機管理広報セミナーを受講し、その後グループに分かれて危機が発生したシナリオをもとに、メディアに伝える内容と伝えるべきでない内容の整理を行ってもらいました。
グループワーク中には、記者役の講師から電話が入り、実際にメディアへの電話対応を複数回にわたって経験していただきました。各グループではメディアからの攻撃的な電話での質問に苦戦しながら、プレスリリースの作成や記者会見の準備にも取り掛かり、団体として最も伝えたいことを伝えられるようにメッセージをブラッシュアップする様子が確認できました。
模擬記者会見は代表して2グループが行い、被害者の氏名の公表が大きな議論のポイントとなりました。
【参加者の声(一部抜粋)】
- 第一線で活躍されていたメディアの方々が研修してくださり、本番同様の緊張感をもって学ぶことができた。
- 模擬記者会見で本番さながらの遠慮ない質問と追及は、実際に記者会見を開かなければならなくなったときに役立つと思う。
- メディア対応はその時のシチュエーションなどがそれぞれ違うので、まったく同じものは1つとしてないのではないかと思った。いろんなシチュエーションを想定して、危機管理の中でのメディア対応ができればよい。