参加者募集要項
平成29年度NGO研究会 安全管理ワークショップのご案内
2018年1月14日(日) 東京
(特活)難民を助ける会(AAR)は、NGO安全管理イニシアティブ(JaNISS)と協力して、平成29年度外務省NGO研究会のテーマ「日本のNGOの安全管理における課題の把握と政策の提言」を受託し、この度大阪、福岡、東京、名古屋の計4カ所で、安全管理ワークショップを開催しています。以下、北海道、東北、北陸、沖縄の団体を招聘した東京でのワークショップについてご案内します。
安全管理を取り巻く状況
本ワークショップで扱う「安全管理」とは、交通事故、病気、強盗等の平時の危険から、テロや誘拐、紛争等の治安に関わる危険までを対象とします。スタッフの交通事故や感染症等で、はっとするような経験は、海外で活動する中で多くの団体が一度や二度は経験しているかと思います。加えて、2010年代以降各地の治安状況は悪化し、例えば昨年のバングラデシュでの事件のように、従来開発支援の事業地で安全度が高いとされて来た国々でも、新たな治安対策上の措置が必要となる地域も多く見られます。
ワークショップの目的
本ワークショップでは、各地域の国際協力NGOに広く参加を頂き、安全管理について理解を深めて頂く一方、各団体が抱える課題の共有と気づきの場とすることを目指しています。スタッフが海外出張している団体、スタディ・ツアーやボランティア・インターン派遣を行っている団体では、万一の交通事故や病気等への備えは、すでに行ってきているかと思います。そのような事前の備えについて、より整理した形でできるように、分析ツールや手法を紹介することが、このワークショップの目的です。
ワークショップの流れ
・現地出張時に起こり得る安全上の問題について、ケーススタディとして特定の国を取り上げ、考え得るあらゆる危険について検討する(交通事故、病気、強盗、自然災害等事)
・以上が起きないようにするための方策、あるいは起きた場合の対応計画について考える
・自団体の活動地で、このようにあらゆる危険を想定した準備ができているかを再検討する
・もしできていない部分がある場合、いつまでに何をして変えていくのか、不足しているものは何か(お金、時間、人、情報、研修等)、検討・立案する。
ワークショップで得られるもの
- NGOの行う安全管理について、体系的な理解を深めることができます。
- 最新のリスク管理手法について理解を深め、実際の業務にどのように応用すればよいのかが理解できます。
- 他団体と経験を共有しながら、自団体の抱える課題を整理することができます。
- 安全管理方針や計画策定のためのツール、研修情報等を入手することができます。
- JaNISSによる自己資金の活動成果として、「NGO安全基準(案)」とそのガイドブック(案)を入手し、説明を受けた後、質問やフィードバックを行うことができます。
開催日時と対象者等:
日時:2018年1月14日(日)10:30-18:30 (10:00より受付)
研修終了後、18:45から懇親を兼ねた食事会を予定しています。
是非、参加をご検討ください。
(参加を希望される方は、12日(金)までにJaNISSまでお知らせください)
場所:(特活)難民を助ける会事務所 会議スペース
東京都品川区上大崎2-12-2 ミズホビル6階 (目黒駅より徒歩2分)
http://www.aarjapan.gr.jp/about/map.html
主催:(特活)難民を助ける会(AAR)、NGO安全管理イニシアティブ(JaNISS)
対象:国際協力NGOの事業管理、事業実施担当者、または安全管理に責任、関心を有している方(役員、職員、ボランティア等身分は問いません)。定員25名。
交通費支給:北海道、東北、北陸、沖縄の各地域に事務所を置く団体から、原則各2団体に、NGO研究会予算より交通費及び必要に応じて一泊分の宿泊費が支給されます。該当する団体はその旨ご連絡ください。その他個別に、交通費支給のご希望があればご連絡ください。希望団体数が多い場合は、地域、団体の希望や活動分野のバランスを考慮の上で、選考をさせて頂きます。
ファシリテーター:穂積武寛(難民を助ける会)
講師:藤崎文子(シャプラニール=市民による海外協力の会)、折居徳正(JaNISS)
応募方法その他:
申込先
参加をご希望される方は、以下のURLからお申し込みください。
http://kokucheese.com/event/index/497980/
申し込み・研修内容に関する問合せ先
NGO安全管理イニシアティブ(JaNISS)
Janiss-info※janiss.net ※を@に変更ください。
070-4520-7822(折居)