2000年代以降、世界の人道支援、開発支援における安全状況が厳しさを増す中、日本のNGOは、各団体がそれぞれ事業実施に際して安全管理能力の向上に努めると共に、アフガニスタン、南スーダン、中東等、地域毎に有志団体が集まって情報交換を行う等してきました。しかし、2015年2月のシリアでの邦人人質殺害事件を受け、NGO全体として安全管理能力の向上とアドボカシーに取り組む必要があるとの認識が生まれ、2015年9月より有志団体が集まり、勉強会を重ねました。そして2016年6月にInterAction, UNHCR等から講師を招いて開催されたワークショップ(主催:ジャパン・プラットフォーム)にて、コミットメントを表明したNGO有志団体が中心となり、同年8月にJaNISSを結成、以後日本のNGO全体の安全管理能力の向上と人道・開発支援の安全管理に関するアドボカシーの活動を進めています。
名称 | NGO安全管理イニシアティブ(JaNISS) Japan NGO Initiative for Safety and Security, JaNISS |
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設立年月日 | 2016年8月1日 |
事務局所在地 | 大阪府大阪市北区茶屋町2-30 大阪聖パウロ教会4階 特定非営利活動法人 関西NGO協議会内 |
活動目的 | 人道支援及び開発支援を行う日本のNGOの、安全管理に関する能力向上とそのためのコーディネーション。
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世話人 | 道山恵美(世話人代表、プラン・インターナショナル・ジャパン) 穂積武寛(難民を助ける会) 小林麗子(日本国際ボランティアセンター) 山本理夏(ピースウィンズ・ジャパン) 福原真澄(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン) 加瀬貴(シャンティ国際ボランティア会) |
監事 | 池田未樹(税理士) |
規約 | JaNISS規約(2022年7月21日改訂) |
JaNISSのヴィジョンとミッション
<ヴィジョン>
日本のNGOが安全管理においてプロフェッショナルとなり、日本社会において広く理解と支援を喚起しながら、活動地のリスクに応じて適切な対策を講じ、ミッションと支援目的を達成するようになること。
<ミッション>
日本の国際協力NGOにおいて刻先純の安全管理が当たり前に行われるためのイニシアティブとなること。
加入団体
メンバー団体
- 特定非営利活動法人 難民を助ける会(AAR)
- 特定非営利活動法人 ADRA Japan(ADRA)
- 特定非営利活動法人 BHNテレコム支援協議会(BHN)
- 特定非営利活動法人 パレスチナ子どものキャンペーン(CCP)
- 特定非営利活動法人 CWS Japan(CWS)
- 特定非営利活動法人 グッドネーバーズ・ジャパン(GNJP)
- 特定非営利活動法人 IVY
- 特定非営利活動法人 国際協力NGOセンター(JANIC)
- 特定非営利活動法人 日本救援行動センター(JARC)
- 特定非営利活動法人 ジェン(JEN)
- 特定非営利活動法人 ジャパン・プラットフォーム(JPF)
- 特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター(JVC)
- 特定非営利活動法人 関西NGO協議会
- 特定非営利活動法人 パルシック(PARCIC)
- 一般社団法人 ピースボート災害支援センター(PBV)
- 公益財団法人 プラン・インターナショナル・ジャパン(PLAN)
- 特定非営利活動法人 ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)
- 特定非営利活動法人 Reach Alternatives(REALs)*旧「日本紛争予防センター(JCCP)」2020年3月名称変更
- 公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)
- 特定非営利活動法人 シャプラニール=市民による海外協力の会(SN)
- 公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会(SVA)
- 特定非営利活動法人 ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)
- 特定非営利活動法人 横浜NGOネットワーク(YNN)
協力団体
コーポレート・パートナー
※コーポレート・パートナーは、個々のアドボカシー活動へのご賛同をいただいているわけではありません。