JaNISSでは、日本体育大学保健医療学部救急医療学科にご協力いただき、ファーストエイド初級研修をeLearning+オンラインにて開催し、33名が参加しました。
【日時】
2022年10月24日(月)17時00分~19時00分
【開催方法】
事前eLearning+Zoomによるオンライン講義形式
【講師】
鈴木 健介 日本体育大学 保健医療学部 准教授(救急救命士、HuMA)
【研修内容】
参加者には事前にeLearninngにて傷病者評価と止血の基礎を自主学習してもらい、ライブ講義にてこれらの解説と質疑応答を行いました。参加者からは初期評価について、様々な場面や怪我を想定した具体的な質問が出ました。
ライブ講義では、途上国でのファーストエイドを再現したVR動画(360度動画)を活用し、現場の雰囲気を体感しながら、止血の処置をするにあたって押さえておくべき手順やポイントを確認しました。また、参加者それぞれが所属する団体や対象国における経験、機材、マニュアルの有無などについて、グループに分かれて議論しました。参加者自身や所属する団体が、急な怪我に対してどんな準備をしているかを客観的に見つめる良い機会になったようです。
講師からは自身の経験を踏まえ、処置時の記録の重要性や、日本と海外における法的・文化的背景の違いによる取るべき行動の違い、信頼できるファーストエイドキットなどについても言及いただきました。
【参加者の声(一部抜粋)】
- ファーストエイドについてまったく知識がなかったところから、今後赴任国において事故や疾病者が生じたときにどのような対応をとれるようにしておくべきかを知ることができた。
- 全くの初心者としては、まずは周囲含めた観察・記録・圧迫止血が大事なんだとコンパクトに覚えることができた。
- 実践的でわかりやすかった。質問にたくさん答えてくださっていたのも、より具体的でよかった。
- 講習を通して、所属団体のファーストエイドに関するマニュアルやファーストエイドキットの中身に関して把握不十分だった事を改めて感じることができた事は大きな気づきだった。事例に基づいていろんな話をもっと聞けたらありがたいと感じる。
- 様々な団体の方々とざっくばらんに話せ、楽しかった。
- 傷病者評価についいて、初期行動の知識に自信がなかったため、視覚教材があり大変参考になった。