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【開催報告】NGO感染症対策勉強会~2022年の新型コロナウイルス・パンデミックへの対策と途上国での活動~

JaNISSでは、このたび国際医療福祉大学大学院 医学研究科 和田耕治教授のご協力をいただき、新型コロナウイルス・パンデミックの中での日本国内、そして海外で活動する上での対応をテーマとした勉強会をオンラインにて開催し、40名(含む事務局)が参加しました。

【日時】

2022年1月20日(木)10時45分~12時00分

【開催方法】

Zoomによるオンライン講義形式

【講師】

国際医療福祉大学大学院 医学研究科 和田耕治教授

【講義内容】

和田教授からは産業保健医としての知見とご自身の駐在経験も踏まえつつ、急速に感染が拡大するオミクロン株の動向や世界の感染状況と比較した日本の感染状況についてご説明がありました。また、講義後には参加者の事前質問に答える形で説明があり、海外においても感染リスクが高まる「話す、食べる、集まる」に注意した行動をとること、リモート勤務での注意点、対面でのファンドレイジングを実施するタイミングや活動再開への助言もいただきました。

【参加者の声(一部抜粋)】

  • 日本含む各国の感染状況や、有効な感染予防対策、和田先生のご意見など幅広くお伺いすることができとても参考になった。早速、組織内部でも共有したい。
  • 海外への渡航の際に参考になる情報(海外のワクチン状況や渡航する際の留意点)などが参考になった。しかし、意見交換する機会があまりなくて残念だった。
  • 事前アンケートによって、効率的にお話しいただき、個別ケースの質問への回答もあり、質問者以外の人にも参考になったと思う。また、感染対策だけでなく、和田先生の産業医としての立場から、テレワークという働き方についてもご意見が聞けたのが興味深かった。
  • 和田先生のデータを使用した最新の傾向、私たちにもわかりやすい言語でお話しくださるためオープンなお話がとても参考になった。COVID-19全般になるが、信頼できる情報の入手と信頼できる情報の分析、COVID-19を含めた赴任における安全配慮義務は大きな課題だと感じる。
  • 現在流行っているオミクロン株について詳細にお話しいただき、組織の働き方の話、出張時・駐在時のワクチン接種に対する考え方など、正直に単刀直入にお話しいただき、大変参考になった。
  • ワクチンの効果や、海外での感染など、回答が難しいと思われることにも、真摯に回答いただけたこと。専門家であっても、分からないことが多いということが理解でき、決定的な解決策がない以上は、それぞれが注意することが重要であると、理解できたこと。
  • 定期的に開催してほしい。また、小グループでディスカッションする機会があればより良いと思います。また、勉強会が少し駆け足でされており、質問をするタイミングを逃してしまった。アンケート集計資料は事前に共有していただくと、当日より深くお話しを聞けると思った。
  • 国ごとの状況や見通しを解説いただけると、様々な国・地域で活動をしているNGOにとっては有益かと思った。
  • 今後もコロナが続く限り、四半期に一度(各季節ごと)難しい場合は半年に一度程度、最新の状況を共有する場を設けていただけたら、大変参考になる情報が多いのでありがたい。
  • 海外駐在者にとってはオンライン開催がありがたい。
  • 「パンデミックへの対策と途上国での活動」というタイトルなので、アジアだけでなくアフリカからも参加しやすい時間帯だと嬉しい。